痛風の予防についてわかりやすく解説いたします

食事を改善する

痛風を予防する、つまりは尿酸値を下げるために手っ取り早く取り組めるのは食事の改善です。

ここではプリン体の多い食べ物と少ない食べ物をご紹介するほかに、尿酸値を上げない食事方法についても紹介します。

痛風を予防するためにまずは食べ物をチェック!

痛風の原因となる尿酸値は、食事内容を見直すことで低下させることが可能になります。まずは尿酸値を上昇させる「プリン体」の多い食べ物を把握しておきましょう。

プリン体の多い食べ物(100gあたり)

  • 栄養食品
    クロレラ…3183mg、ビール酵母…2996mg、ローヤルゼリー…403mg
  • 出汁のもとになる食品
    煮干し…746mg、かつお節…493mg、干し椎茸…380mg
  • 肉・魚類
    あん肝(酒蒸し)399mg、鳥レバー312mg、マイワシの干物…306mg、イサキの白子…306mg、豚レバー…285mg、大正エビ…273mg、マアジの干物…246mg、牛レバー…220mg、カツオ…211mg、マイワシ…210mg、サンマの干物…209mg、クルマエビ…195mg、豚肉腎臓…195mg、スルメイカ…187mg、牛肉心臓…174mg、マアジ…165mg、明太子…160mg
  • 野菜・穀物
    パセリ…289mg、乾燥大豆…173mg、ホウレンソウ(芽)…172mg、ブロッコリー(新芽)…130mg

プリン体はDNA細胞に含まれているものなので、ほとんどの食べ物に含有されています。とくに細胞数の多い食品に多く含まれていることを頭に入れておいてください。

また、上記は100gあたりの量だという点に注意してください。例えば、煮干しやかつお節を100gも摂ることは考えにくいのですが、レバー類やカツオのお刺身であれば100gを摂るのは簡単です。

クロレラやビール酵母、ローヤルゼリーをサプリメントとして取り入れている人も多いと思いますが、これらも100gも摂ることはありません。しかし、プリン体の多い食品であることは間違いないので、痛風の心配がある人は考慮した上で取り入れましょう。

プリン体の少ない食べ物(100gあたり)

次に、プリン体の少ない食べ物をご紹介します。お酒のおつまみに適している魚の卵類はプリン体が多い印象があります。実際、明太子はかなりプリン体が高いのですが、スジコは16mgしかありません。数の子も22mgとかなり少量です。

  • 肉・魚類
    鶏卵…0mg、うずらの卵…0mg、イクラ…4mg、スジコ…16g、カズノコ…22g、魚肉ソーセージ…23mg、板かまぼこ…26mg、コンビーフ…47mg、ボタンエビ…53mg、ベーコン…62mg、ボンレスハム…74mg
  • 野菜・穀物
    ミョウガ…7.8mg、ゴーヤ…9.9mg、アスパラガス(下部)…10.2mg、小松菜…10.7mg、薄力粉…15.7mg、ニンニク…17.0mg
  • 飲み物・アルコール
    ジュース…0mg、牛乳…0mg、焼酎(25%)…0.03mg、ウイスキー …0.1mg、ワイン…0.4mg、ブランデー…0.4mg、日本酒…1.2mg、発泡酒…2.9〜3.8mg、ビール…4.4〜6.9mg、地ビール…6.7mg〜16.7mg、紹興酒…12mg

卵や牛乳にはプリン体は含まれていません。また、飲み物やアルコール類にもプリン体は意外なほど含まれていません。

ただし、アルコールは代謝の際に尿酸値を上昇させることがわかっています。プリン体の含有量に関わらず、アルコールの飲み過ぎは痛風には厳禁です。

痛風を予防するための食事内容

痛風を予防するため、プリン体の多い食べ物は食べないよう心掛けたいものです。お酒の飲み過ぎも控えましょう。…とは言っても、好きな物を制限し続けるとストレスがたまってしまうのも事実です。大切なのは食べ方を工夫すること。お酒も飲み過ぎないようにし、プリン体の多い食べ物もストレスがたまらない程度に制限するようにしましょう。1日のプリン体摂取量は400mg以下とし、お酒もビールなら500ml、ウイスキーなら60ml程度にしておきましょう。

気をつけなければならないのは、過食や暴飲暴食です。痛風を患っている人の多くは肥満もしくは肥満気味です。肥満度が高いと尿酸値は上昇するので、太らない食生活を送ることが重要です。プリン体摂取を制限することに加え、総カロリーを抑えることを心掛けてください。

バランスの良い内容の食事を、きちんと3食摂ることも大切です。また、高尿酸血症や痛風に良いと言われているアルカリ性食品を積極的に摂るようにしましょう。尿酸は尿のpHバランスがアルカリ性に傾くほど溶けやすくなるからです。アルカリ性食品の代表的なものは野菜類や果物類、海藻類、きのこ類、豆類、いも類などです。また、牛乳や乳製品も高尿酸血症を改善します。とくに牛乳はプリン体もゼロなのでオススメです。

逆に摂らないほうがいいのは塩分や糖分の多い物。果糖が多い果物も避けたほうがいいでしょう。

食事改善にプラスできる対策方法

痛風改善のため、食生活を見直すことは必須条件。その上で、さらなる尿酸値の低下を目指すためのサポート役として注目を集めているのが、サプリメント・健康食品などです。

痛風治療に使用される薬は複数ありますが、当然ながらどの薬であってもある程度の副作用が見られるため、我慢ができないほどの痛みがでてきた、もしくは医師から薬物治療を勧められたという場合以外は、できる限り服用を避けたいものです。

その場合に取り入れられているのが、副作用の心配がないサプリメントや健康食品。薬のように顕著な改善効果が見込めるわけではありませんが、そもそも尿酸値は急激に下げるよりも、時間をかけて正常値にする方が良いとされているもの。長期間飲み続けることで、じっくりと体に働きかけるサプリメントとは、ある意味で相性が良いといえます。

実際に、痛風を専門に扱うクリニックの中には、サプリメントによる改善を推奨しているところもあるようです。

食事だけでの尿酸値改善に限界を感じている方は、サプリメントを取り入れてみることも視野にいれてみてはいかがでしょうか。

食事改善にプラスしたい痛風のためのサプリメント一覧≫≫

 
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