痛風の予防についてわかりやすく解説いたします

プリン体について知る

「そもそもプリン体とはどのようなものか」について解説。また、アルコール飲料とプリン体の関係についてもまとめています。

痛風をもたらすプリン体とは?

プリン体とは、もともと私たちの体内でも生成・分解されている物質です。そして、ほとんどの食品にもプリン体は含まれています。

遺伝子を作っているDNAに含まれる塩基は4種類ありますが、そのうちアデニンとグアニンがプリン体です。どんな生物にもDNA遺伝子があるので、ほとんどの食品にもアデニンとグアニン、つまりプリン体が存在することになります。とくに細胞数の多い食品に多く含まれています。

プリン体が代謝されるのは肝臓で、肝臓で代謝されたプリン体は尿酸となって体外に排出されますが、プリン体が増えすぎると尿酸も多くなりすぎてしまい、血中に尿酸がたまってしまいます。その結果「高尿酸血症」になりますが、その状態が続くと尿酸が結晶化し、神経を刺激して関節炎などを引き起こします。これが痛風です。

プリン体は体内で合成されるものがほとんどで、食品やお酒から体内に入ってくる量は5分の1程度と言われています。しかし、多くないからといっても痛風の心配がある人は、プリン体の多い食品は控えた方がいいでしょう。

アルコールとプリン体の関係

お酒の飲み過ぎも問題です。とくにビールは、お酒の中ではプリン体を多く含んでいます。

とはいっても、実はビール自体のプリン体含有量は、さほど多くはありません。100gあたりでその量は5mg程度です。白子やレバーが100gあたりで300mg以上含まれているのと比較すると大した量ではないのです。しかし、ビールはほかの酒類に比べると高エネルギーで肥満のもとになります。肥満は痛風を招く一因とされていますから、「ビールを飲み過ぎると痛風になる」と言われてきたのかもしれません。

ですが、プリン体自体は多くなくても、アルコールの作用で尿酸値は上昇します。これはビールだけでなくすべての酒類にいえることで、エタノールの代謝に伴って尿酸値が上昇してしまうのです。「ビールを飲まなければ安全!」というのは間違いで、お酒を毎日飲む人は、ビールやウイスキー、焼酎などお酒の種類に関わらず、痛風の危険度は2倍とされています。

大切なのはお酒を飲まない休肝日を設けたり、休肝日以外の日も飲み過ぎないことです。いくら休肝日を設けても、それ以外の日に飲み過ぎたのでは意味がありません。「アルコールは尿酸値を上げる」ということを頭に入れ、飲み過ぎないでお酒を楽しむようにしましょう。

 

 
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